金型は、どうやってお客さまのところに運ぶんですか?
製作工程での最終段階「組立作業」が完了すれば、社内の技術者と営業マンが確認するんだ。問題なければ、自社の運搬用トラックに乗せて、お客さまのところへ自ら運ぶんだよ。でも、納品日が重なったりすると、運送会社にお願いすることもあるけどね。
お客さまのところへ納品するときには、お客さまとも何か相談するんですか?
最低限の品質確認は、もう一度お客さまと一緒にすることもあるかな。あとは、お客さまのところに引き取って欲しい金型があればそれを積み込んで帰ってくることもあるよ。その時は、作業内容なんかも打ち合わせすることはあるね。
ただ金型を置いてくるだけではないんですね。
そうだね。納品するときもお客さまとコミュニケーションが取れる大事な時間だからね。製造現場からしか分からない情報やヒントがあるから、納品担当の営業マンとしては気が抜けないね!
納品は、ただ金型や金型部品を納めるだけでなく、そこで使用されている金型の状況を確認して、次の改良などに繋げる大切な機会です。ダイカスト鋳造では、お客様ごとに仕様条件を異なることも多々あるため、実際に製造現場にお伺いして、営業スタッフが自分の目で確認することはとても重要です。お客様とコミュニケーションを取り、関係強化にも繋がりますので、フジイ金型としてはとても大切な機会を考えています。