

社長さん、そもそも金型ってなんですか?


金型っていうのはね、金属で造られる型、形、基っていわれているもので、あらゆる部品の母ともいわれているんだ。
「金属」の金という字が使われているけど、まさに金属を原材料としていて、想像するとおりとても「強い」し、「硬い」ものだよ。
金型には使用しても減らない、消耗しない強靭さや硬さが必要なんだ。だから金型に使われる原材料はいろいろな手法によって強固で丈夫に作つく られたもので、その金型材料は「鋼」といっているんだ。


へぇー、そんなんですね!
ところでもう一つの文字、「型」はどういう意味なんですか?


「型」の意味は、辞書でひくと「形を作りだす基になるもの。鋳型、型紙などの種類」と表されているね。つまり何か製品を大量に複製する目的があるという意味で、コピーするというイメージもあるかな。


「金型」がなんとなくイメージできました!
でも聞いていると難しそうなものですねぇ。。。
普段ではあまり見ることはないんですか?


そんなことないよ。日常生活でもとてもよく型を見ているはずだよ。たとえば、クッキーを作る人は、生地を抜きとって、欲しい形を得るのに使うことがあるでしょ?たい焼きやたこ焼きを作るときだって、型を使っているよね。
キンコちゃんは何が思いうかぶ?


ん~ん、何かな?
あ!人形焼!
あと、プリンやゼリーを作るときにも型はありますね。
押し寿司を作るときにも型はあるかな。


そうだね。その通りだよ。
僕たちのようにモノづくりで働いている人は、型といえば、溶かした金属を注入して形を作る「鋳型」なんかを思いうかべるね。
一説には、金属が使われはじめた青銅器時代から金型は使われていたそうだよ。
いずれにしても、型とは、同一の形状を簡単に、そして大量に作ることが目的のとても便利な道具なんだよ。
さて、その型の詳しい種類についてだけど・・・
ところで、その前にちゃんと面接して、雇用条件とか話しましょう・・・・。ささっ、ちょっとこっちに来て!
金型は、常に私たちの周りにあふれています。またモノを大量生産するためには必ず必要な生産設備(工具)です。
工業製品の中で最も大量に生産されるのは機械製品ですが、その製造方法は、大きく「1.除去加工、2.付加加工、3.変形加工」の3つに分けられます。金型は「3.変形加工」に含まれます。
機械部品製造は、次の三要素「材料(素材)」、「機械(造型機)」、「工具(型)」で構成されます。
金型を使用して形状をコピーする
↓
◎同じものを生産的に、効率よく製造できる
◎同じものを安く製造できる。
◎複雑な形を高精度に製造できる
↓
大量生産には最適
となります。
金属の変形加工である日本の素形材の生産状況としては、金属プレスが4割弱、鋳造 (除くダイカスト)3割弱、ダイカスト1割強、鍛造1割強というシェアです
私たちフジイ金型は、この金型の中でも「ダイカスト金型製作」が得意です。また、アルミ・亜鉛・マグネシウム・真鍮などのダイカスト製品も手掛けております。