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第3話「金型のこと教えて下さいっ!」

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金型のこと教えて下さいっ

社長さん、そもそも金型ってなんですか?

金型って言うのはね、金属で造られる型、形、基って言われているもので、あらゆる部品の母とも言われているんだ。

「金属」の金という字が使われているけど、まさに金属を原材料としていて、想像するとおりとても「強い」し、「硬い」ものだよ。

金型には使用しても減らない、消耗しない強靭さや硬さが必要なんだ。だから金型に使われる原材料はいろいろな手法によって強固で丈夫に作られたもので、その金型材料は「鋼(はがね)」と言っているんだ。

へぇー、そんなんですね!
ところでもう一つ文字、「型」はどういう意味なんですか?

「型」の意味は、辞書で引くと「形を作り出す基になるもの。鋳型、型紙などの種類」と表されているね。つまり何か製品を大量に複製する目的あると言う意味で、コピーすると言うイメージもあるかな。

「金型」がなんとなくイメージできました!
でも聞いていると難しそうなものですねぇ。。。
普段ではあまり見ることはないんですか?

そんなことないよ。日常生活でもとてもよく型を見ているはずだよ。例えば、クッキーを作る人は、生地を抜き取って、欲しい形を得るのに使うことがあるでしょ?たい焼きやたこ焼きを作る時だって、型を使っているよね。

キンコちゃんは何が思い浮かぶ?

ん~ん、何かな?

あ!人形焼!
あと、プリンやゼリーを作る時にも型はありますね。
押し寿司を作る時にも型はあるかな。

そうだね。その通りだよ。

僕たちのようにモノづくりで働いている人は、型と言えば、溶かした金属を注入して形を作る「鋳型」なんかを思い浮かべるね。

一説には、金属が使われはじめた青銅器時代から金型は使われていたそうだよ。

いずれにしても、型とは、同一の形状を簡単に、そして大量に作ることが目的のとても便利な道具なんだよ。
さて、その型の詳しい種類についてだけど・・・

ところで、その前にちゃんと面接して、雇用条件とか話しましょう・・・・。ささっ、ちょっとこっちに来て!

今回のまとめ

金型は、常に私たちの周りに溢れています。またモノを大量生産するためには必ず必要な生産設備(工具)です。

工業製品の中で最も大量に生産されるのは機械製品ですが、その製造方法は、大きく「1.除去加工、2.付加加工、3.変形加工」の3つに分けられます。金型は「3.変形加工」に含まれます。

機械部品製造は、次の三要素「材料(素材)」、「機械(造型機)」、「工具(型)」で構成されます。

金型について、もう少し具体的に説明すると、

金型を使用して形状をコピーする
 ↓
◎同じものを生産的に、効率よく製造できる
◎同じものを安く製造できる。
◎複雑な形を高精度に製造できる
 ↓
大量生産には最適

となります。

金属の変形加工である日本の素形材の生産状況としては、金属プレスが4割弱、鋳造(除ダイカスト)3割弱、ダイカスト1割強、鍛造1割強というシェアです

私たちフジイ金型は、この金型の中でも「ダイカスト金型製作」が得意です。また、アルミ・亜鉛・マグネシウム・真鍮などのダイカスト製品も手掛けております。

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