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JIMTOF2014見学で感じたこと

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第27回 日本国際工作機械見本市/東京ビッグサイト第27回 日本国際工作機械見本市/東京ビッグサイト

先日、JIMUTOF2014(第27回 日本国際工作機械見本市/東京ビッグサイト)を見学してきました。
この展示会は、2年毎に開催される日本では最も大きな工作機械関連の展示会です。多くの工作機械を社内に設備し、それらで加工して金型を製造している弊社としては、これからの工作機械の開発の方向性が分かって、今後の事業戦略のヒントになります。

まず、入場してみて思ったことは、とにかく人が多い。これまで過去の開催も数度見学しましたが、どの回よりも今回は来場者が多かったです。
それだけ設備投資に関心があるということですから、景況感も上向きで、今後の設備投資に意欲的だということですね。日本にとってはとてもいいことでしょう。

あとは、中国人、韓国人など、アジア系の来場者も多いように感じました。私は中国や韓国で開催された工作機械見本市を見学したこともありますが、先進性という意味では日本の展示会の方が進んでいるので、高額でも最先端である工作機械にアジア諸国も感心が高まってきているようです。日本の製造メーカーと同じステージに上がってきているのでしょう。

さて、見学して私が感じた主なトピックスは、以下の3点かな。

  1. 3Dプリンターの流れから来ているのですが、「レーザーで金属の粉などを吹き付けて大体の形状を作り、それを従来の切削技術を有する工作機械で加工して、高精度を実現する」という積層造形技術が数社から展示されていました。
    これによる効果は、柔軟な設計思想が可能、加工時間の短縮などですかね。まだ機械が高額なのですが、これから市場を創造する技術になる可能性が大きいと思いました。
  2. スマートフォンのような「タッチパネル型」に進化した操作盤。非常に感覚的に操作でき、また後からいろいろな機能や操作ボタンを追加しやすい。それにこれから成長していく製造メーカーでは、現場オペレーターの年齢も若返っていくでしょうから、このような製品はきっと受け入れられていくでしょうね。
    そもそも全く新しい発想ではないので、他分野でタッチパネル化に成功しているモデルを準えていけば、急速に工作機械の市場にも浸透していくでしょう。実際にデモで使ってみても楽しかったですね。
  3. 3点目は今までの延長線ですが、省人化、省力化へのオプション機能。外段取りやロボットの活用などですね。工作機械に限らず、測定器なども省人化に対する機能が色々と展示されていました。こういう機能が発展して、製造現場での人員は減少していきます。
    日本の製造業の現場で、人員は減少してきていますが、中国などをはじめとした低賃金国へ製造が流出してしまったのと同じくらい自動生産などの機械に奪われているのでしょうね。それを強く感じています。

こうやって新しい技術に触れると発想が広がりますね。これらに複合旋盤や多軸加工機を組み合わせれば、面白いことになりそう。
これらのアイデアとビジネス環境の大局観をミックスさせて、これらの成長戦略を創造しなければ!
そんな決意を改めて誓った見学会でした!

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