金型は、私たちの身の回りにあるさまざまな品物を生み出すのに不可欠な道具ですが、企業間でのみ取り引きされるため、一般の方の目には触れにくいものです。ダイカスト金型も同様に一般の方の目には触れにくい存在ですが、世界中で使われています。
フジイ金型では、営業、設計、製造、そして修理の4チームが連携し、このダイカスト金型の一貫生産をしています。こうして作られたダイカスト金型は、自動車、家電、日用品などをつくるメーカーの工場に納入され、日々の生産に活用されています。
ここでは、各チームが一貫生産のどのプロセスを担っているのか、どんな役割を果たしているのかの紹介をします。

営業の仕事は「お客さまの話を聞くこと」からはじまります。設計や製造での経験をもとに、お客さまの要望を解決する提案をまとめていきます。

金型の品質とコストは、設計で決まります。設計は、設計工程に合わせて、金型構想図設計、3Dモデル作成、加工プログラム作成の3グループにわかれています。

設計で作図された図面データをもとに、ダイカスト金型を作り出すフジイ金型の核心部です。切削、研削、焼前、焼後、放電、ワイヤー、組付といったすべての加工工程をおこないます。

高精密の世界を指先で感じ取りながら、熟練の技で対応していく職人集団です。湯回り改善や入駒化といった金型の改造、予備部品の単品製作、組込調整などの難易度の高いニーズに対応します。